京都造形芸術大学芸術学研究室公開講座のお知らせ

【テ ー マ】
セルフメディアの行方
−イメージの贈与・交換をめぐって−

【日   時】
2007年3月11日(日)13:30−16:30(開場:13:00)
【会   場】
京都造形芸術大学瓜生山キャンパス人間館NA301

【講   義】
■ 熊倉一紗(本学講師)
「新春の寿ぎ・正月用引札の諸相」(仮)
■ 細馬宏通(滋賀県立大学助教授)
「万国絵はがき合戦:国境を越える作家と絵はがき」

【定   員】
150名。一般の方のご参加も歓迎いたします。
【聴 講 料】
無料。
【申   込】
不要。直接会場にお越しください。
【講座趣旨】

近年インターネットが普通のように使われるようになり、かつての情報発信源としての大きなメディアと受けてとしての観衆・聴衆という二極的な構図が失われつつあります。とはいえ、個人での情報発信には依然として既存のメディアをモデルにした発想が根強く残っており、ブログや掲示板では中央志向や権威主義は一層強まっている場合もあります。さらに、大勢が既製のフォーマットを利用する場合は、自然と情報の採取先やその整形方法が似通ってしまい、結果的に類似した大量の情報が無限に反復され増殖している現実があります。
ところで、複製技術が著しい進展を見せた十九世紀後半には、さまざまな形の個人的なメディアが流行していました。それらは時代の色をそのままに反映しているものもありますが、今見ても斬新な意匠を工夫したものも多くあります。今回の特別講義では、江戸時代以来の広告物である「引札」を中心に近代の視覚伝達文化を研究されている熊倉一紗先生と、ジェスチャーや絵葉書などを通じて人類のコミュニケーション文化を研究されている細馬宏通先生をお招きし、個人レベルでの情報メディアの歴史について反省すると共に、今日の情報交換のありかたについて考える機会となることを目的としています。情報社会の今後のありかたに関心のある方、自分の研究や制作を何らかの形で発表しようと考えている方はぜひご参加ください。


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